タモリ71歳「芸能界引退説」は、本当なのか?



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2016年09月20日 07時00分 日刊大衆



 突如降って湧いたBIG3のリタイア話。芸能界に衝撃が走った事態の真相を追った。タモさん、本当なの!?

「本人がハッキリ引退を口にしたという確証はありませんが、噂の段階で、これほどの大騒ぎになること自体、タモリの存在がいかに大きいかを如実に示してますね」(芸能記者) 一部で報じられたタモリ(71)の“芸能界引退説”が大きな波紋を広げている。

「今年8月22日の誕生日で71歳になったタモリが、恒例の誕生パーティの席で“オレもそろそろ引退したい。疲れた”という趣旨の発言をした、と一部マスコミが報じたことで“タモリ引退説”が一気に拡散したんです」(夕刊紙記者)

 今、タモリは3本のレギュラー番組を抱えているが、現在、第4シーズンが放送されている『ブラタモリ』(NHK)は歴代最高視聴率を更新するなど、絶好調。29年目を迎えた『ミュージックステーション』、3年目の『タモリ倶楽部』(ともにテレビ朝日系)も安定した人気を誇っており、客観的に見ればタモリが引退を決意しなければならないようなことは、何ひとつないのが現況だ。

「若い人向けのにぎやかなお笑い芸人が増えている中で、決して“オレがオレが”と前に出てこないで、むしろ控えめなのがタモリさん。それでいて視聴者をグイグイ引きつける奥行きの深さがあるのが彼の魅力。あの人に代わる芸人はまだいないし、テレビ界もまだまだ彼を必要としています」と言うのは、お笑い評論家のラリー遠田氏。続けて、「ただ、そうはいっても、こればかりは本人の意思や美学がありますからね。芸人としての引き際を考えたとしても、不思議はないでしょうね」

 タモリの引退が、どれほど衝撃的かという意味では、彼が所属する老舗芸能プロダクション、田辺エージェンシーとの兼ね合いもある。田辺エージェンシーを率いる田邊昭知社長は“芸能界のドン”と称されるほどの実力者。新年早々、SMAPの独立騒動が勃発した際も“受け皿”として名前が挙がったのは同社だった。最近、マスコミをにぎわせた夏目三久と有吉弘行の“熱愛・妊娠報道”も、夏目が所属する同社のトップ・田邊社長の逆鱗に触れて、“ひねり潰された”とも噂されているほど。

「そのうえ、ここで大黒柱のタモリさんが芸能界引退なんてことになれば、田辺エージェンシーにとっては踏んだり蹴ったり。仮にタモリに、その意思があったとしても“はい、そうですか”と簡単に認めるわけにはいかないでしょう。実は最近、田邊社長が体調を壊しているそうなんです。SMAP解散騒動に夏目騒動、そしてタモリさんに浮上した引退話と、立て続けに起こった問題に相当参っているみたいで……。なおさら、すんなり引退、というのは考えづらい状況です」(女性誌記者)

 芸能界のドンも揺らぐという大問題。芸能レポーターの川内天子さんは、「お笑い界のBIG3といわれるタモリさん、たけしさん、さんまさんの誰もが自らの引き際について考えたことがあると思います」と前置きし、こう続ける。

「さんまさんも“自分がいたら若い者が育たない”“60歳になったら引退しようか”と言ったことがあります。でも、あの人は、やっぱりテレビが大好きなんですよね。たけしさんもテレビに出る理由を“映画が作りたいから”と発言したように、仕事をするモチベーションが明確です。タモリさんも自分の引き際について考えたことはあるでしょうが、もともと仕事大好き人間。引退の可能性はゼロではないにせよ、今すぐではないと思いますよ」

 では、ここ最近のタモリの活動はどうなのだろう。先月、東京・歌舞伎座で行われた『八月納涼歌舞伎』では笑福亭鶴瓶の新作落語を翻案した『廓噺山名屋浦里(さとのうわさやまなやうらざと)』が上演されたが、「その鶴瓶の新作落語はタモリが『ブラタモリ』で吉原遊郭跡を訪れたときに仕入れた話が原作だそうです。タモリも連日のように歌舞伎座を訪れ、千秋楽には挨拶もしました。鶴瓶や中村橋之助、歌舞伎関係者と何度も酒盛りをして上機嫌。酒席では“タモさんはセミリタイアしてるからね~”という声も聞かれたといいます」(芸能記者)

 タモリの多芸多才ぶりは芸能界でも右に出る者がいないだろう。1万枚を超えるジャズレコードを所有するジャズマニアで、オーディオ機器やアマチュア無線にも精通。料理の腕も玄人はだしで、オリジナルレシピの数々は“タモリレシピ”の名で知られ、主婦にも人気だ。

 “坂道学”に代表される蘊蓄はもちろん、ああ見えて、居合い抜きの達人(二段)でもあるというから恐れ入る。「一級小型船舶操縦士の免許を持つタモリは大型クルーザーを所有しており、外洋クルージングを楽しむこともしばしばです。08年からはヨットレース『タモリカップ』(今年は7月16、17日に富山大会、9月11日に横浜大会を開催)を主催。現在に至っています」(前出の芸能記者)

 ことほどさように、タモリは趣味人としても超一流なのだ。「多彩な趣味を生かして番組が作れるのも、タモリさんの強みです。これほど多くの引き出しを持っている芸人は他にいません。いまだにタモリさんに、テレビ局からの出演オファーが殺到しているのも納得です」(前出のラリー遠田氏)

 遊びを仕事にし、仕事でも遊んでみせる男・タモリ。そんな彼の下には、多くの芸能人が、ゆるく、しかし篤く集うという。毎年正月には東京・目黒区にある“タモリ御殿”で新年会が行われるが、「2年前の正月にはSMAPの草なぎ剛と稲垣吾郎が、タクシーで駆けつけて来たんですが、なんと、そのまま泊まっていったんですよ。ギターを持参した草なぎは、タモリの手料理に舌鼓を打ちながら、ギターの弾き語りを披露したようです」(写真誌記者)

 タモリが引退を決意した理由の一つとされるのが、福岡のサラリーマン時代に結婚した2歳年上の糟糠(そうこう)の妻に“女房孝行”がしたいから、というもの。

「(タモリは)実は大変な愛妻家。今年7月には夫婦2人だけで豪華客船での横浜~神戸の船旅を楽しんでいます。道中ではタモリのほうが妻に話しかけ、新神戸駅から帰京する新幹線のチケットもタモリ自らが券売機に並んで買う姿が目撃されています。2014年春に『笑っていいとも!』が終わってからは、夫婦で週末旅行に出かけることも多くなったそうです」(前同)

 タモリ夫妻には子がないだけに、夫婦仲の良さが際立つという。「考えてみれば、タモリさんは『いいとも』が終わったときに一度引退したようなものなんですよね。その後は奥様孝行もできているようだし、それが引退の理由というのは当たらないのでは、と思うんです」とは、前出の川内氏。

「ただ、功成り名を遂げ、お金にも不自由しないタモリさんだけに、スパッと芸能界を引退する選択肢はあるかもしれません。たとえば、昨年、断ったとされる紅白歌合戦の司会を今年は受けて、大晦日で解散するSMAPを招集するという大仕事は、メンバー5人全員からの信頼が厚いタモリさんにしかできない力業。そんな偉業を達成して“じゃあ”と言って引退するのも、いかにもタモさんらしい気がしますけどね(笑)」(前同)

 かつて、NHKスペシャル『宇宙生中継 彗星爆発太陽系の謎』に出演した際、「私も結構活躍しているようですけど、宇宙から見たらどうでもいいですね」と悟ったように語ったタモリ。となると、もはや、自身の引退も「どうでもいい」!?





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