卓球女子団体 ドイツに敗れ2大会連続“銀”シナリオ崩れる



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2016年08月15日 15時06分 日刊ゲンダイDIGITAL



 大接戦をモノにできなかった。リオ五輪卓球女子団体の準決勝で、2大会連続のメダルを狙う日本はドイツと対戦し2-3で敗れ、3位決定戦にまわることになった。

 第1試合は15歳の伊藤美誠がペトリサ・ソルヤに黒星。第2試合は石川佳純(23)がカット主戦型のイン・ハンに2ゲームを奪われながら、3ゲームを連取して大逆転勝ちした。第3試合のダブルスは、福原愛(27)と伊藤組がソルヤとシャオナ・シャン組に2-3で惜敗。

 日本は1勝2敗と追い込まれたが、第4試合の石川が過去3戦全勝のシャンにストレート勝ち。すべては第5試合の福原に託された。が、福原は苦手な「カットマン」に苦戦。最終ゲームも序盤からハンにリードを許し、そのまま押し切られた。中国籍の2人を帰化させたドイツは、女子卓球では初のメダルを決めた。

 日本代表の村上監督は、世界ランク1位の中国と決勝まで当たらない第2シードを確保するため、石川、福原、伊藤の個人ランキングにこだわって出場試合を選び、ライバル国の選手ポイントも常にチェックした。チームランキングは各国のランキング上位3人の順位で決まるからだ。綿密な計算から前回同様の第2シードを決めたまでは筋書き通りだったが、選手の力が及ばなかった。銅メダルを懸けた3位決定戦は日本時間16日、中国とシンガポール戦の敗者と対戦する。

■石川の話「美誠ちゃんが(初戦で)惜しくも負けてしまって必ず取り返すと思って試合に臨んだ。次に向けて気持ちを切り替えてしっかり準備したい」
■福原の話「1球1球しっかりとどんな球でも食らいついていくつもりでやった。きょうの悔しさをすべてぶつけたいと思います」
■伊藤の話「1番手で負けてしまって、すごく悔しい。先輩たちのプレーは強気で、自分が1番手でなにもできなかったのもそこが原因だと思う。(敗戦は)私の責任だと思う」





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