【田辺裕信 ゆる~い話】馬の馬場適性に応じてコース取りも変化



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 ワンアンドオンリー(14着)とのコンビで挑んだ宝塚記念は、予想以上に馬場にスタミナを奪われた感じでした。道中は逃げたキタサンブラック(3着)を見ながら2番手といういい位置で進むことができたんですが、4コーナー手前で手応えが怪しくなってしまいました。

 当日は晴れていましたが、前日の雨の影響で稍重馬場。馬が走ったときに飛ぶ“掘り返し”も多かったですね。人間でもぬかるんだところを走ろうとすると、滑って踏ん張れずに走りづらいと思いますが、それと同じような感じでしょうか。馬場が軟らかいために、踏み込んでも掘れてしまって、しっかりと踏み込めないのです。バランスを取るのが良馬場のときとは違います。

 もちろん、馬にもよりますので、荒れた馬場を苦にしないタイプもいます。そういう馬ならば内を通った方が距離のアドバンテージになりますし、逆に得意じゃない馬の場合はいったん下げて、馬場状態がいい外を走らせるケースもあります。

 馬場が悪いところをあえて走らせて頑張ってもらうか、それとも一番後ろまで下げて芝の状態がいいところを走るか、その時の状況によって変化します。

 馬場状態や枠順によって、各馬の動きまでが変化していくのが競馬なんです。そういう部分も含めて、予想していただくのも競馬の醍醐味のひとつだと思いますよ。  (JRA騎手)





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