【英プリンスオブウェールズS】エイシンヒカリは6着



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 5日間で30レースを行い、重賞は18レース、うちGIは8レース。世界で最も華やかな競馬開催といわれるイギリス王室主催の『ロイヤルアスコット』がイギリス・バークシャー州のアスコット競馬場で6月14日に開幕した。2日目の6月15日には、ロイヤルアスコット開催の最高額賞金を誇るプリンスオブウェールズS(GI、4歳以上、定量、芝・右10ハロン=約2000メートル、優勝賞金42万5325ポンド=約6380万円)が行われ、断然の1番人気に推された武豊騎手騎乗のエイシンヒカリ(牡5歳、栗東・坂口正則厩舎)は6頭立ての6着に敗退した。

 IFHA(国際競馬統括機関連盟)が先週、発表した「ロンジンワールドベストレースホースランキング」(2016年1月1日~6月5日に施行された世界の主要レースが対象)では129ポンドのレーティングを獲得。世界ランキングでトップの評価を受けたエイシンヒカリは香港カップ・香GI、イスパーン賞・仏GIに続く海外GI・3連勝を狙ったが、雨による悪コンディション(発表はSoft=重馬場)と約20メートルに及ぶアスコット競馬場の高低差がこたえたか、好スタートからハナに立ったものの、直線は最内で伸びを欠き、シンガリ負けを喫してしまった。

 「難しいね。少し掛かったけど…。(馬場が重かったかという質問に対して-)こっちにきて、それは言い訳にならない」と肩を落として武豊騎手は検量室に入っていった。

 優勝したのは6番人気でA.カービー騎手騎乗のマイドリームボート(牡4歳、イギリス・C.コックス厩舎)。5番手のインを進み、直線で外に持ち出して強烈な末脚を繰り出した。勝ちタイムは2分11秒38。これが初のGI制覇となった。前走のイスパーン賞は5着。勝ったエイシンヒカリに10数馬身離されたが、得意の道悪馬場で巻き返した。

 クビ差の2着には、昨年のBCターフの勝ち馬で2番人気のファウンド(牝4歳、アイルランド・A.P.オブライエン厩舎)。道中はエイシンヒカリの外を半馬身差で追走したウエスタンヒム(セン5歳、イギリス・J.ゴスデン厩舎)がさらに3馬身半遅れた3着に入線した。

 これまでのロイヤルアスコット開催での日本調教馬の最高着順はアグネスワールド(2000年キングズスタンドS・GI)の2着。プリンスオブウェールズSには昨年、初めてスピルバーグが出走して6着に敗れている。





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