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 現地時間29日、アメリカのサラトガ競馬場でG1・フォアゴーS(4歳上・ダ1400m・11頭立て)が行われた。

 道中は1頭だけ大きく離れた最後方を追走した4番人気ウィンウィンウィン(牡4、J.カステリャーノ騎手)が、4コーナーで大外から進出。直線だけで全馬をごぼう抜きし、最後は逃げ粘る3番人気コンプレクシティ(牡4、J.オルティス騎手)に1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分21秒71(不良)。

 ウィンウィンウィンは父ハットトリック、母Miss Smarty Pants、その父Smarty Jonesという血統。昨年のブルーグラスS(米G2)2着などの実績があるが、重賞はこれが初制覇。通算成績は12戦5勝。

 ハットトリックは父サンデーサイレンス、母トリッキーコード、その父Lost Codeという血統。2005年のマイルCS(GI)、香港マイル(香G1)覇者。

 現役引退後はアメリカで種牡馬入り。2017年からブラジルでけい養されていたが、今月3日に同地でこの世を去った。

 代表産駒は2011年モルニ賞(仏G1)、ジャンリュックラガルデール賞(仏G1)の覇者ダビルシム。米G1は2012年にキングデヴィッドがジャマイカHを制しているが、米ダートG1制覇は今回が同産駒初となった。


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