武豊、最終戦は見せ場なし最高2着/サウジ騎手招待



日刊スポーツ
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サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で28日、「STCインターナショナルジョッキーズチャレンジ」が行われた。


世界から14人の名手が集結。日本からは武豊騎手(50)が参加した。サウジカップデー前日で「キングダムデー」と銘打たれた開催。この日のレーシングプログラムでは出場騎手の紹介ページがあり、武豊騎手は一番最初にその名前を紹介されている。


   ◇   ◇   ◇


第1戦(3R、ダート1400メートル)はセイフアルシャマールに騎乗した。発馬が悪く、道中は最後方。直線で大外から脚を伸ばしたが9着に敗れた。武豊騎手は「ゲートで座ってしまってうまくスタートを切れなかった。コース自体は乗りやすくて、いいコースです」とサウジ初騎乗の感想を語った。


第2戦(4R、ダート1600メートル)はモードゥーンで6着だった。道中は中段前め。直線を向いて内の馬と併せる形で一瞬反応したが、途中で力尽きた。初戦に続いてポイント加算はかなわず「思うようには乗れたけど、全然伸びなかった。追いっぱなしで疲れた」とさばさばとした表情。


第3戦(6R、ダート1800メートル)はマハボウラに騎乗し、2着に食い込んだ。大外枠だったが、少しずつ馬群の中に入れていった。直線入り口では前2頭から離されていたが、エンジンがかかってからは長く脚を使い、そのうち1頭を捉えた。抜け出した勝ち馬の背中は遠かったが、最後まで懸命に追い続け、ゴール前で外から追い上げてきた馬をしのいだ。武豊騎手は「ズブい馬で追い通しでしたが、頑張ってくれましたね」。レース前にはパドックで着る勝負服を間違え、馬主と会えずにバタバタ。レース後の検量の場所も間違えるなどしたが、2着の結果に笑顔を浮かべていた。


最終の第4戦(7R、ダート1200メートル)はガーラシータは見せ場を作れず8着に敗れた。


「STCインターナショナルジョッキーズチャレンジ」は1着15ポイント、2着10ポイント、3着7ポイント、4着5ポイント、5着3ポイントのポイント制で争われ、最多ポイントを獲得した騎手が優勝というルール(優勝騎手には賞金3万ドルが与えられる)。


出場騎手


<男性>


武豊(日本)


L・デットーリ(イタリア)


O・ペリエ(仏国)


M・スミス(米国)


I・オルティス(米国)


A・アルファライディ(サウジアラビア)


C・オスピーナ(サウジアラビア)


<女性>


C・パコー(仏国)


M・ミシェル(仏国)


L・オールプレス(ニュージーランド)


S・ドイル(米国)


N・カリー(英国)


S・ヴォークト(スイス)


E・ウィルソン(カナダ)
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