【レパードS】レース展望



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 新潟2週目の日曜メインは3歳馬によるダート重賞、レパードS(8月4日、GIII、1800メートル)。JRAの3歳限定ダート重賞はユニコーンS(ダ1600メートル)とこのレースの2鞍。過去の勝ち馬では、第1回2009年トランセンド、10年ミラクルレジェンド、12年ホッコータルマエ、13年インカンテーションなど、その後大活躍。今年も見逃せない。

 デルマルーヴル(美浦・戸田博文厩舎、牡)は交流GII兵庫ジュニアグランプリを勝ち、全日本2歳優駿、ジャパンダートダービーと交流GIでともに2着と実績はメンバー最上位。2走前にはUAEダービーで4着と善戦している。ジャパンダートダービーなど4戦全勝のクリソベリルがいないここなら、勝利に一番近い位置にいるといえる。

 ヴァイトブリック(美浦・和田正一郎厩舎、牡)は前走のユニコーンSは出遅れてちぐはぐな競馬になり、11着に惨敗したが、新馬戦を1馬身差で楽勝した逸材。2走前の兵庫CSではクリソベリルの2着、その前のヒヤシンスSはデルマルーヴルに1つ先着する3着と力を示している。本来はスタートのいい馬なので、スッと好位づけができれば巻き返しても不思議はない。

 ブラックウォーリア(栗東・西村真幸厩舎、牡)は初の古馬相手だった前走のインディアトロフィー(中京、ダ1900メートル)で1分57秒6(重)のコースレコードをマークして快勝。初めての重賞挑戦でも侮れない。

 ビルジキール(栗東・安達昭夫厩舎、牡)は2走前の猪苗代特別(福島、ダ1700メートル)をコースレコード1分43秒1(不良)でV。前走の安達太良Sは勝ったショームが強すぎたが、2着に突っ込んで充実ぶりをアピールした。前走から中1週で再度長距離輸送になるので体調の維持がポイントになるが、3歳馬同士なら立ち回りひとつで上位争いが可能だろう。

 サトノギャロス(栗東・西園正都厩舎、牡)はユニコーンS除外で予定が狂ったが、仕切り直しの清里特別(東京、ダ1400メートル)で3連勝。1400メートルまでしか経験がないが、勢いは無視できない。

 紅一点のアッシェンプッテル(栗東・奥村豊厩舎、牝)は前走の鷹取特別(阪神、ダ2000メートル)で牡馬相手にV。まだ粗削りな面を残すが、いい脚を長く使えるスタミナはここに入っても引けを取らない。

 ブルベアイリーデ(栗東・杉山晴紀厩舎、牡)は青梅特別で3勝目をマーク。今まではコーナー2つのワンターンの競馬ばかりで、距離経験も1600メートルまでと、課題は多いが末脚は確実なので乗り方ひとつだろう。

 抽選対象馬(29日現在8/12)では、ユニコーンS5着のエルモンストロ(栗東・角居勝彦厩舎、牡)、中京ダート1900メートルの前走(1勝クラス)をコースレコード1分55秒9(重)で勝っているロードリバーサル(栗東・藤岡健一厩舎、牡)あたりが出走できればマークしたい存在だ。




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