【大阪杯】GI昇格後はスピードが求められるように/JRAレース展望



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 GIに昇格して今年で3年目。以前の大阪杯は、天皇賞(春)のステップレースのひとつという位置づけだったが、GIになって賞金も倍近くにアップ。天皇賞は距離が長いという馬にとっては、ここが本番レースになる。

1.スピードレースの傾向が強まる

 GI昇格初年度の2017年の決着時計は1分58秒9で、2018年が1分58秒2。それ以前の8年間で勝ち時計が1分59秒を切ったことは一度だけだった。GIに昇格してメンバーレベルが上がった影響で、それ以前よりスピードが求められる傾向が強くなった。

2.マイル実績に注目

 2017年7番人気2着のステファノスは富士S、2018年6番人気2着のペルシアンナイトはマイルCSと、いずれもマイル重賞の勝ち馬だった。また、それらも含めてGI昇格後2年間に3着以内に入った6頭は、すべて1800m以下の重賞を勝った実績があった。

3.小回りの大レース

 古馬の芝マイル以上のGIは年間10レース行われるが、大阪杯は小回りの大レースとして貴重な存在だ。2017年はダービー馬マカヒキが2番人気4着、2018年はジャパンC勝ち馬シュヴァルグランが4番人気13着と、東京2400mの大レース勝ち馬は苦戦が続いている。


 サングレーザーは昨年の札幌記念の勝ち馬で、天皇賞(秋)でも2着。モズアスコットを並ぶ間もなく差し切った昨春のマイラーズCが示す通り、速い上がりが要求されるレースはお手のもので、小回り多頭数への対応力も札幌記念で実証済み。これまで休み明けで重賞を2勝しており、久々は苦にならないタイプだ。


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