【田辺裕信 ゆる~い話】難しい周りの馬との距離感、瞬間的な判断が勝負の鍵に



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 自動車の運転で車間距離は重要ですが、競馬でも周りの馬との距離感は大事です。レース中は前の馬と自分の馬の蹄鉄(ていてつ)同士が触れたり、隣の馬の騎手のアブミに接触したりするくらいの距離感で乗っています。実際、僕も隣にいた騎手のアブミがぶつかり、くるぶしを骨折したことがありました。

 レースでは、前を走る馬との距離に関しては特に意識します。追突すると、自分の馬が脚を引っ掛けてしまって転倒することもあります。横との距離感も大事ですが、レース中は頻繁にぶつかっています。ステッキが隣の馬や、馬の顔に当たることもあります。

 併せて追い比べになったときは、基本的に馬がいる反対側からステッキを入れます。また、相手にステッキを使わせないように、あえて馬体を併せにくる騎手も、なかにはいるくらいですので、馬体がぴったりと合っているときは、ステッキが使いにくくなります。

 テレビだとスペースがあるように見えても、実際は狭いこともあります。『前があいていたのに行かないのはなぜ』と思われるかもしれませんが、一瞬はあいていても、すぐにスペースがなくなったり、馬が瞬時に入っていけなかったり、ということもあります。

 レースのなかではスペースができたり、消えたりが瞬間的な速さで繰り返されています。それを予想して、外に出したり、覚悟を決めてあく瞬間を待ったりするのを、自分たち騎手は瞬間的に判断しています。 (JRA騎手)




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