ルメール、JRA新215勝!憧れ武の記録抜き万感



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 クリストフ・ルメール騎手(39)=栗・フリー=が、28日の中山6Rをマイヨブランで勝ち、今年のJRA213勝目をマーク。武豊騎手が2005年にマークした212勝を上回り、JRA年間最多勝記録を更新した。その後もさらに2勝を上乗せして、今年215勝に到達。通年免許取得4年目で、金字塔を打ち立てた。

 昼過ぎの中山競馬場に大歓声と拍手がわき起こった。1着でゴールした558キロの巨漢白毛馬マイヨブランの上で大きなガッツポーズを作ったのは、クリストフ・ルメール。2005年の武豊騎手を上回る、年間最多勝新記録の213勝をやってのけた。

 「本当にうれしい。今年は信じられないぐらい最高の年でした」

 ファンや関係者の祝福の声を浴びながら、ルメールが満面の笑みで一年を振り返った。今年は、アーモンドアイやレイデオロなどで挙げたGI8勝(JpnI含む)も年間新記録。見事なルメール・イヤーになった。

 だが、お立ち台では自ら「今年は武さんの記録が一番すごいです。4000勝以上は素晴らしいですから」とこれまでの記録保持者、武豊騎手をリスペクト。「日本に来てからずっと武さんがお手本でした。だから(記録達成は)信じられないね」と、憧れの人を追い抜いたことに感激した。

 まだ23歳の若手だった02年12月に初来日。毎年短期免許を取得して腕を磨き、母国でも一流ジョッキーとして活躍していたが、15年に日本での通年免許を取得した。112勝、186勝、199勝と、年々勝ち星を増やし、ついに、不滅と思われた212勝の壁を越えた。

 「日本に来て、一生懸命勉強をしてきました。数字だけが全てではないけれど、僕はアスリートですから、もっともっともっと勝ちたいと思っています」


 8Rと10Rも勝ち、記録を215勝まで伸ばしたルメール。8月19日の札幌で勝てなかったのを最後に、36騎乗日連続Vという、とてつもない最長記録も継続中だ。

 「調教師、馬主、家族、そしてファンのみなさんのおかげで生まれた新記録です。ありがとうございます。みなさん良いお年を! 日本のファンは世界一です!!」

 感謝の言葉で締めくくったルメール。来年以降も、この男の勢いが止まることはないはずだ。(柴田章利)

 ◆ミルコ・デムーロ騎手 「新記録はすごい、素晴らしいです。彼と一緒に日本の騎手になったし、一緒に乗るのはいつもとても楽しい。豊さんの記録が破られたのは残念だけど、記録は破られるためにあるもの。ニュージェネレーションが、どんどんうまくなっているからね。彼も僕も、いい馬に乗らせてもらって、日本でいっぱいチャンスをもらっている。日本は最高です」


★騎手大賞&MVJ確定

 JRA騎手の勝利数、勝率、獲得賞金の3部門でトップのルメール騎手は、2006年の武豊以来となる騎手大賞が決定。地方交流競走の成績を含むMVJも、きょうの東京大賞典の結果を待たずして獲得が決まった。なお、同騎手は私用のためインドネシアへの海外渡航届を提出済み。1月5、6日は騎乗しない。



クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)

 1979年5月20日生まれ、39歳。フランス出身。高校卒業後の99年に騎手デビュー。2002年に短期免許を取得して初来日。03年にパリ大賞でGI初勝利。15年にJRA通年免許を取得。28日現在、JRA通算4904戦957勝(うち重賞はGI22勝含む74勝)。既婚。1メートル63、53キロ。




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