吉田輝星ドラ1位は2球団程度か “特A”不足で各球団リスク回避も



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2018年10月11日 17時00分 日刊ゲンダイDIGITAL



今夏の甲子園準優勝投手で金足農(秋田)の152キロ右腕・吉田輝星(18)が10日、秋田市内の同校で会見に臨み、プロ志望を表明。「プロの世界に入れるのであれば、チームは関係なく、どの球団に行っても努力していきたい」と12球団OKの姿勢を示したが、最終的に何球団が吉田を1位指名するか。

 あるパ球団のスカウトは「今年の特Aランクの7人の中に入っている」と、こう続ける。

「ただし、高校生である吉田は即戦力という位置づけではない。1位指名する球団は投手が欲しくて、なおかつ人気や話題性を重視し、一軍投手陣に比較的余裕がある球団になってくるだろう」

 複数のスカウトの話を総合すると、現時点では「2球団程度ではないか」との声が多い。

「1位はバラけるでしょう。特A選手が12人に満たないため、クジを外した場合のリスクが大きいからです。野手が欲しいところは根尾昂、藤原恭大(大阪桐蔭)、小園海斗にいく。投手優先の球団は東洋大の3投手(甲斐野央、梅津晃大、上茶谷大河)か吉田という構図。ここに、松本航(日体大)が割って入ってくるかどうか」(前出のスカウト)

 しかし、セ球団のスカウトはこう言っている。

「最終的には吉田に4、5球団の指名が集中する可能性はある。東洋大の3投手が春先と比べて状態を落としているからです。潜在能力は梅津が一番高いものの、登板経験が少ない。甲斐野は抑えしかやっていないし、上茶谷も投手としてはまとまってはいますけど、春先の球速、球威が戻っていない。ならば、将来性込みで吉田、となるケースも考えられます」

■直前で方向転換する球団続出かも

 たとえば今季、10年ぶりの優勝を果たした西武は、エースの菊池雄星が入札制度によるメジャー移籍が確実で、投手力強化が課題。近年は高橋光成、今井達也と甲子園のスター選手を獲得しており、2位以下で即戦力投手と組み合わせれば、吉田の指名があっても不思議ではない。

「阪神は今季、最下位に転落し、観客動員は前年を下回った。スター選手も不在です。人気優先で吉田にひっくり返る可能性はある。阪神に限らず、直前に吉田にいく球団が意外と少ないという情報が入れば、方向転換する球団が続出するかもしれません」(マスコミ関係者)

 現時点では「2球団程度」でも、いざフタを開けてみれば「1番人気」もあり得るというのだ。

 この日早速、大半の球団が金足農に調査書を届ける連絡をしたという。吉田の指名を巡る綱引きはますます激しくなりそうである。





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