【中京記念予想】荒れるハンデ重賞、あの馬の巻き返しに注目



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 夏のマイル重賞として生まれ変わって今年で7年目。過去6年間の勝ち馬の単勝人気が、順に5、5、7、6、7、5で、1番人気の連対はまだない。夏の中京は梅雨時期の開催のため馬場が荒れやすく、また最終週ということで極端に時計が速くなることがないので、スピード面のハードルも低くなる。

1.過去の実績馬が復活する

 2014年のサダムパテックは、前々年のマイルCS以来1年8か月ぶりの勝利だった。2015年の勝ち馬スマートオリオンも前年のオーシャンS以来の重賞制覇だったし、一昨年の1・2着馬ガリバルディとピークトラムにも、2、3歳時に重賞で3着以内した経験があった。

2.思い切った競馬がハマりやすい

 追い込み馬の活躍が目立つレースで、4コーナーの通過順位が10番手以降だった馬が過去6年間に4勝していて、10頭が3着以内に入っている。かといって差し・追い込み一辺倒かというとそうでもなくて、残る2年の勝ち馬は4コーナー3番手以内だったし、2着も2頭いる。行くにしろ控えるにしろ、思い切った競馬をする馬が有利である、という傾向。

3.馬格が必要

 過去6年の連対馬でもっとも軽い馬体重は、2012年2着のショウリュウムーンの470kg。この馬を含めて馬体重が480kg未満だった馬は[0-1-1-33]であるのに対して、馬体重480kg以上が[6-5-5-45]だから、ここをボーダーと考えていいだろう。


 ロジクライはマイラーズCを7着に敗れたが、高速馬場の京都開幕週でレコード決着のレースで、時計が速すぎたのも敗因だった。3歳時にはシンザン記念を制覇した実績馬で、最終週の中京で時計を要する馬場ならば別の結果が期待できるはずだ。


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