【阪神大賞典】レース展望



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 阪神では日曜メインに阪神大賞典(18日、GII、芝3000メートル)が組まれている。天皇賞・春(4月29日、京都、GI、芝3200メートル)の前哨戦で、1着馬には優先出走権が与えられる。

 最有力視されるのはクリンチャー(栗東・宮本博厩舎、牡4歳)だ。10番人気と低評価だった昨年の菊花賞では不良馬場の中、後方から早めに動いて直線でいったん先頭に立つという積極的なレースをし、最後にキセキに差されたものの2着に健闘した。これがフロックではなかったことを証明したのが前走の京都記念。ダービー馬レイデオロ、皐月賞馬アルアイン、秋華賞馬ディアドラにエリザベス女王杯勝ちのモズカッチャンと、同世代のGI馬をまとめて打ち負かした。このレースも重馬場で、道悪巧者という面もあるが、強靭(きょうじん)なスタミナと精神力を証明した形だ。長距離戦は特に強く、このレースも最多8勝をマークしている武豊騎手と新コンビを組む点も強力な切り札になる。

 すでにステイヤーとして高い実績を残しているのがアルバート(美浦・堀宣行厩舎、牡7歳)。ステイヤーズS3連覇にダイヤモンドS勝ちと、本格的な長距離重賞を4勝している。3カ月半ぶりのレースだが、中間は力強い動きを見せており、仕上がりは問題なさそう。まだ勝っていない天皇賞・春を今年こそ手にするためにも、始動戦から好結果が期待される。

 レインボーライン(栗東・浅見秀一厩舎、牡5歳)は3歳2月のアーリントンC以来、勝ち星から遠ざかっているが、菊花賞でサトノダイヤモンドの2着。昨年の天皇賞・秋でもキタサンブラック、サトノクラウンに次ぐ3着と、一線級と互角の勝負を演じている。道悪も得意で、馬場が渋ればなおいい。

 チャレンジC勝ちのサトノクロニクル(栗東・池江泰寿厩舎、牡4歳)は、3000メートルは菊花賞(10着)で経験しているが、このときは不良馬場で力を発揮できなかった印象。チャレンジCの後にミルコ・デムーロ騎手が「距離は長い方がいい」と進言した経緯があり、新境地を開くか注目だ。

 2走前にオープン特別・万葉Sを勝っているトミケンスラーヴァ(美浦・竹内正洋厩舎、牡8歳)は、前走のアメリカジョッキークラブCは8着に終わったが、3000メートルなら見直せる。

 ヤマカツライデン(栗東・池添兼雄厩舎、牡6歳)は展開の鍵を握る存在。同型が不在のメンバー構成だけに、単騎でマイペースの逃げを打てれば怖い存在だ。

 ムイトオブリガード(栗東・角田晃一厩舎、牡4歳)は小倉芝2600メートルの500万下を勝ったばかりだが、コースレコードをマークして2着に4馬身差をつける圧巻のレース内容。芝ではまだ底を見せておらず、非凡な長距離適性が伝わった。メンバーは一気に強化するが、レースぶりが興味深い。

 カレンミロティック(栗東・平田修厩舎、セン10歳)は天皇賞・春で2015年に3着、16年に2着と好走している。むらな面があり、大敗後にも好走してきた経緯もあるので、10歳とはいえ目が離せない一頭だ。

 佐賀競馬から挑戦するスーパーマックス(佐賀・九日俊光厩舎、牡4歳)は2走前のチャレンジCで0秒8差5着に健闘。芝適性の高さを示した。ただ、スピードに秀でたタイプでベストは中距離。今回のメンバー相手に3000メートルでは、厳しい戦いとなりそうだ。




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