【JRA賞授賞式】キタサン初年度種付け相手にジェンティルの母が浮上



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 年度代表馬に大物花嫁-。種牡馬入りしたキタサンブラックの初年度種付け相手の候補として、牝馬3冠にジャパンC連覇など、GIを7勝したジェンティルドンナの母ドナブリーニが浮上していることが分かった。

 授賞式の壇上、北島三郎オーナーは「ブラックの子が走るようになったら、また乗りたい、有馬記念に出たい、と武(武豊騎手)さんが言ってくれたからね。私はその頃はこの世にいないと思うけど」とブラックジョークで笑いを誘い、それを受けて武豊騎手も「またブラックの子でGIを勝って、表彰式に出ましょう、とオーナーに言いました。スピード、スタミナを兼備していて、どんな子が出るかが楽しみ。(騎手を)やめられません」と話した。

 現在は北海道安平町の社台スタリオンステーションに繋養されているキタサンブラック。試験種付けを済ませ、2月6日の種牡馬展示会でお披露目される日を待っている。ノーザンファームの吉田勝己代表は「厩舎ではおとなしくて、牝馬に興味を示さないから大丈夫かな、と思ったけど、試験種付けはすごく上手でしたよ」と種牡馬合格のお墨付きを与えた。

 花嫁候補については、父ブラックタイドがディープインパクトの全兄のため、ディープの血が入っている繁殖牝馬との交配は不可能。ノーザンファームでは外国産馬を中心に30頭ほどを予定しており、その中でドナブリーニの名前が挙がった。実現して子供が生まれれば、半姉のジェンティルドンナ(父ディープインパクト)とは限りになく似た血統構成になる。

 吉田代表は「キタサンブラックは2000メートルのGIを2つ勝っていて、スピードがあるし、丈夫なのが魅力」と可能性を高く評価した。初年度産駒が走るのは2021年。今度はキタサンブラックの子供たちが日本中を熱狂させるときがくる。(柴田章利)




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