【シルクロードS】レースの注目点



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★M・デムーロ騎手、3週連続JRA重賞制覇なるか

 関西では今週から2回京都競馬が開幕。昨年の同開催では、M・デムーロ騎手が14勝を挙げてトップとなった。デムーロ騎手は、21日で全日程を終えた1回京都の騎手成績でも9勝を挙げ開催トップに立っており、28日に実施されるシルクロードS・GIIIではアレスバローズ(牡6歳、栗東・角田晃一厩舎)に騎乗予定。同騎手は14日の日経新春杯(パフォーマプロミス)、21日のアメリカJCC(ダンビュライト)を制しており、シルクロードSを勝てば3週連続JRA重賞制覇となる。

 なお、1回京都で7勝を挙げ、同開催の騎手成績2位となった幸英明騎手はシルクロードSでナリタスターワン(牡6歳、栗東・高橋亮厩舎)に騎乗する予定。

★セイウンコウセイ、トップハンデ克服してGI馬の実力示せるか

 シルクロードS・GIIIに登録している22頭中、唯一のJRA・GI勝ち馬セイウンコウセイ(牡5歳、美浦・上原博之厩舎)は、トップハンデの58キロを背負う。セイウンコウセイは昨年のシルクロードSで2着に入っており、続くGI高松宮記念ではレッツゴードンキ、レッドファルクスなどを破り、重賞初制覇をGIの舞台で遂げた。セイウンコウセイには前走に続き松田大作騎手が騎乗する予定だが、トップハンデを克服してGI馬の実力を示すことができるだろうか。

★2月末で引退の福島師、ダイアナヘイローでVなるか

 2月末で引退を迎える福島信晴調教師(栗東)が、シルクロードS・GIIIにダイアナヘイロー(牝5歳)を登録している。同調教師は1989年の厩舎開業以来、JRA通算358勝を挙げており、JRA重賞14勝をマーク。2015年にはアンバルブライベンでシルクロードSを制している。

 ダイアナヘイローは昨年、戎橋特別(500万下)→皆生特別(1000万下)→佐世保S(1600万下)→GIII北九州記念と芝1200メートル戦で4連勝を記録し、GIのスプリンターズSにも出走(15着)した。同馬にはシルクロードS連覇を狙う武豊騎手が騎乗予定だが、引退が迫る福島調教師に重賞タイトルをプレゼントすることができるだろうか。

 また、同じく2月末で引退を迎える和田正道調教師(美浦)は、ユキノアイオロス(セン10歳)を登録している。同調教師は現役トップの出走回数を誇り、1月23日現在でJRA通算10594戦671勝という成績を挙げている。ユキノアイオロスは今回が通算75戦目で初の重賞挑戦となるが、2002年のシルクロードSでは9歳馬のゲイリーフラッシュが通算62戦目で重賞初制覇を遂げている。なお、同馬には川島信二騎手が騎乗予定である。

★重賞初制覇狙う荻野極ら3騎手に注目

 今年の新成人で、デビュー3年目の荻野極騎手が根岸Sで重賞初制覇を目指す。同騎手は2016年にデビューし、1年目に20勝、2年目に47勝を挙げ、今年は1月23日現在で2勝を挙げてJRA通算69勝をマーク。同期デビューの騎手では最も多く勝ち星を挙げている。荻野騎手は根岸Sでアキトクレッセント(牡6歳、栗東・清水久詞既舎)に騎乗予定だが、14度目の挑戦で初の重賞タイトルを手にすることができるかどうか。 シルクロードS・GIIIでセカンドテーブル(牡6歳、栗東・崎山博樹厩舎)に騎乗予定の水口優也騎手、キングハート(牡5歳、美浦・星野忍厩舎)に騎乗予定の中谷雄太騎手にも重賞初制覇がかかる。水口騎手は2010年にデビューし、1月23日現在、JRA通算43勝を挙げている。同騎手はセカンドテーブルとのコンビで5回JRA重賞に挑戦しており、昨年のシルクロードSでは3着、CBC賞・GIIIでは勝ち馬とハナ差の2着に入っている。

 また1998年デビューの中谷騎手は、キングハートとのコンビで4勝、2着4回(連対率.727)という成績を挙げており、昨年の函館スプリントS・GIIIで2着に入っているが、デビュ-21年目で悲願の重賞初制覇達成を遂げることができるか注目だ。





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