【沢田康文の欧州リポート】世界中を飛び回る親日家ペリエ、日本でのGI騎乗が待ち遠しい



サンスポ競馬
http://race.sanspo.com/



 先週末は香港国際競走を現地取材した。今年は日本馬の優勝がなく残念だったが、香港への便がオリビエ・ペリエ騎手と同じで搭乗までの間、親日家の名手と久しぶりに会話をする機会を得た。

 来月の12日には45歳になるペリエ騎手。先月は騎手人生で初めて豪州のメルボルンCに騎乗し、恒例の市街パレードに参加するなど南半球最大のレースを楽しんだという。片仮名や競馬新聞の印が分かるので、手元にあった週刊ギャロップの馬柱を見ながら、レースやJRAに移籍したルメール騎手の近況を話した。

 メルボルンC7着から香港ヴァーズに転戦し、ペリエ騎手が騎乗したティベリアンは11着。普段は引っ掛かるほどの馬が序盤から行きっぷりが悪かったので、長距離輸送の疲れがあったのかもしれない。

 ペリエ騎手は近年、騎乗数こそ減っているが、「勝利への飢えは変わらない」と言い、騎乗依頼があれば、鞍を持って軽快なフットワークでどこへでも出かけていく。この冬は自国のフランス以外ではカタールやサウジアラビアで騎乗予定とのことだ。

 凱旋門賞馬ソレミアで参戦した2012年のジャパンC(13着)以来、日本では騎乗していない。来年はぜひ、日本のGIに遠征できる馬に出会ってほしい。(在仏競馬記者)




http://keiba-msn.com

◆競馬マンションは、元調教師からオーディション合格者まで、プロ予想家が渾身の予想をお届けしています。サイトの会員登録は無料です。毎週リレー形式で予想家の「無料公開予想」もあります。よろしければご利用ください。