【スプリンターズS】前哨戦を斬る



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 《産経賞セントウルS=A》前半3ハロン33秒8は、前年より0秒7も遅く、瞬発力勝負になった。スタートして位置を取りに行ったファインニードルは、絶好の3番手。楽なペースで脚もたまり、ゴール前で抜け出す完勝だった。その後ろにいたラインミーティアは、4コーナーでムチが入り、直線も進路取りで迷うロスが響き2着。後方から外を回ったダンスディレクター、同様に後方から馬群の中を突いたメラグラーナは、32秒台の脚を使ったが、届かず3、4着だった。

 《北九州記念=B》前半3ハロン32秒8はハイペースだが、このレースとしては水準級。抜群のスタートから2番手に控えたダイアナヘイローが押し切った。後続もそれほど脚を使えず、先行集団が密集したままゴールに流れ込む形。その馬群で前が詰まったファインニードル(5着)にはもったいない内容。

 《アイビスSD=B》勝ちタイム54秒2は水準だが、例年は先行馬が残るレース。逃げたフィドゥーシアは勝ちパターンだったが、後方からラインミーティアが強襲。決め手の勝負に強いことを証明した。

 ◇結論◇

 前哨戦を使った馬ではファインニードルが中心だ。負けた北九州記念は不利があり、その反省から産経賞セントウルSは位置を取りに行って、しっかり脚を使った。ダイアナヘイローはスムーズな先行なら粘れるが、今回はGI。ペースそのものよりも他馬のプレッシャーが厳しく、最後の急坂も課題になる。ペースが流れればダンスディレクター、メラグラーナの決め手が怖いが、注意したいのはここ2戦の末脚が際立つラインミーティアだろう。





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